はち頭巾(中)
潜熱蓄熱材(ノルマルパラフィン)を利用した弊社マルハナバチ専用の恒温カバーです。はち頭巾(中)が蓄熱・放熱することで、マルハナバチの巣内温度を快適に保ち、働きバチの安定的な活動を可能にします。
特許第5750354号「潜熱蓄熱材を用いた恒温カバー」

※アグリ・トップクロマルキューブにはち頭巾をご利用の場合は、はち頭巾(小)をお求めください。
※ミツバチ巣箱にはち頭巾をご利用の場合は、はち頭巾(大)をお求めください。
専用遮光カバー…縦 約580mm×横 約1,000mm×厚さ 約0.2mm
専用遮光カバー…エステルオックス
専用遮光カバー…約100g
※機能の改良などにより仕様を予告なく変更することがあります。
| はち頭巾(中)の特長 |
|---|
| はち頭巾の機能について |
| 潜熱蓄熱材について |
| 潜熱とは、物質に潜み、物質の相変化を起こす熱のことです(物質が固体から液体、液体から気体などへ状態が変化することを“相変化”といいます)。 潜熱は物質の相変化が起きるときに、吸収したり放出されたりします。この潜熱を“熱エネルギー”として蓄える技術を潜熱蓄熱とよびます。 潜熱蓄熱の大きな特徴は、出力温度が一定で、蓄熱密度(単位面積当たりの蓄熱量)が高いことです。 潜熱蓄熱材の代表例として、氷(水)、パラフィンなどがありますが、なかでもノルマルパラフィンは、化学的に安定で、相変化を繰り返しても蓄熱性能の劣化が少ない材です。 |
低温期は日中に、はち頭巾(中)が熱を吸収し、はち頭巾(中)内部に蓄熱します。周辺温度が低下する夜間に、はち頭巾(中)が潜熱を放出することで、マルハナバチ巣箱の温度低下を抑制します。


高温期:暑さ対策にはち頭巾(中)を使用する場合
高温期は周辺温度が低下する夜間に、はち頭巾(中)が潜熱を放出し、日中に熱を吸収します。周辺温度が上昇する日中に、はち頭巾(中)が熱を吸収することで、マルハナバチ巣箱の急激な温度上昇を抑制します。


- はち頭巾(中)のロゴマーク印刷面を上にして、マルハナバチ巣箱にそっとかぶせます。
- 固定用ベルト(計4対)で、はち頭巾(中)を固定します。
- 装着完了です
- ※専用遮光カバーは、高温期に、はち頭巾(中)を使用する場合に、はち頭巾(中)本体にかぶせてください。
日除けを施さず、施設内の暖かい場所に静置してください。
日中、はち頭巾(中)に熱を十分吸収させることで潜熱を確保し、夜間の巣箱の温度低下が抑制できるようになります。
暑さ対策にはち頭巾(中)を使用する場合:
日除けを施した場所に静置してください。
※施設内の夜温にご注意ください。
高温期に夜温が25℃以下にならない環境、特に夜温が下がりにくい平地で はち頭巾(中)を使用される場合は、潜熱蓄熱材が凝固するための放熱が不十分になる場合があります(潜熱蓄熱材の融点・凝固点:約26℃)。その場合、はち頭巾(中)を弊社マルハナバチ商品から外して5℃〜20℃程度の涼しい場所に一晩置いて、潜熱蓄熱材を凝固させてください。
- はち頭巾(中)は弊社マルハナバチ商品専用(アグリ・トップクロマルキューブを除く)の恒温カバーです。弊社マルハナバチ商品をご使用の環境下でお使いください。
- はち頭巾(中)を装着する前に、マルハナバチ巣箱の着地台を設置してください。また、蜂出入り口は閉じてください。
- 弊社マルハナバチ商品にはち頭巾(中)をかぶせたあと、巣箱とはち頭巾(中)の間にすき間が生じないように固定用ベルトでしっかり固定してください。
- 高温時は、日除けを施した場所に、はち頭巾(中)を装着した弊社マルハナバチ商品を静置してください。
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高温期に夜温が25℃以下にならない環境では、潜熱蓄熱材が凝固するための放熱が不十分になる場合があります(潜熱蓄熱材の融点・凝固点:約26℃)。その場合、はち頭巾(中)を弊社マルハナバチ商品から外して5℃〜20℃程度の涼しい場所に一晩置いて、潜熱蓄熱材を凝固させてください。
- はち頭巾(中)を冷凍庫に入れないでください。冷凍庫で冷却したはち頭巾(中)を弊社マルハナバチ商品に装着すると、巣箱を冷やし過ぎてしまい、マルハナバチに悪影響を及ぼす可能性があります。
- はち頭巾(中)に水がかかる場所での使用は避けてください。
- 農薬などの散布の際は、はち頭巾(中)を弊社マルハナバチ商品から取り外し、弊社マルハナバチ商品とともに施設の外に出してください。マルハナバチに対する農薬の影響期間が経過した後、再導入してください。
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